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神奈川県横浜市のパーキンソン病の患者様から訪問歯科で虫歯治療の依頼
投稿者:訪問歯科119番
本日、訪問歯科119番に神奈川県横浜市にお住いのパーキンソン病を患った80代の女性患者様の息子様から訪問歯科診療の依頼がありました。依頼内容は要介護3のパーキンソン病を患ったお母様のむし歯治療をしてほしいということでした。痛みはないということで、緊急性はないということでしたが歯に大きな穴が空いているということなので、早急に歯科医師を手配し、訪問することになりました。
今回はパーキンソン病とむし歯についてお話しさせていただきます。
以前パーキンソン病にむし歯が関係しているというニュースを見たことがあります。パーキンソン病が進行すると、筋肉のこわばりなどが原因で、誤嚥性肺炎や窒息で死亡するケースが多いと言われています。国立病院機構宇多野病院(京都市)の沢田秀幸臨床研究部長らの研究グループはパーキンソン病患者313人を対象に、血液中のたんぱく質「CRP」の数値を平均約8年、最長で10年間追跡。生存率との関係を調べた。
CRP値は外傷や肺炎など、炎症が起きると上昇する。炎症性のけがや病気がない平常時にCRP値を測定した結果、数値が低い患者グループは10年間の生存率が約70%だったのに対し、高いグループは50%未満だった。「小さな虫歯など、体内のわずかな炎症が進行に影響を与えている可能性がある。肺炎や骨折などは一時的にCRP値を大幅に高めるので、パーキンソン病患者は早めに治療してほしい」と話している。
大病を患っているご家族様は、パーキンソン病とむし歯の因果関係を知っている方は少ないかと思います。身体の健康はお口の中からと言われるように、お口の中を清潔に保つことで予防できる病気もたくさんあるかと思います。患者様やご家族様はまず、お口の中の状態を把握することが大事ではないでしょうか?
高齢者、要介護者、障がい者の方への在宅歯科診療、訪問歯科診療(歯科訪問診療)、口腔ケア、口腔リハビリのご相談は訪問歯科119番/在宅歯科医療支援機構 0120-763-182
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