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手厚い介護、ホスピスも「サービス付き高齢者向け住宅」
投稿者:訪問歯科119番
本日はシニア世代の住宅選びについて共同通信社が 配信した記事を2回に渡ってご紹介します。
生活相談や安否確認が受けられる「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」が注目を集めている。
手厚い介護サービスを提供したり、みとり専門のホスピス機能を持ったりするサ高住も登場。
一方、安否確認など最低限のサービスしか提供しない物件もあって「玉石混交」と言われ、住宅選びが難しくなっている。
サ高住は一般的に、民間の有料老人ホームに比べると入居一時金などの費用が安い。
また入居待ちが多い特別養護老人ホームとは異なり、入りやすいのが特徴だ。
2013年10月時点で全国に約13万戸となり、1年で約7割増えた。
千葉市の生活クラブ風の村サポートハウス稲毛。団地の跡地に11年にできたサ高住で、 約20人が暮らす。
同じ建物内に介護事業所や診療所があり、介護サービスが受けられる。
住民のほとんどが介護保険の要介護認定を受け、認知症の人もいるが、介護の必要度が低い人が多い。
家賃や管理費などは月約14万円。希望者には食事が付き、食費や介護サービス、診療所への付き添いは別料金。
夜間も職員が常駐している。
臼井新七(うすい・しんしち)さん(79)は都内に住んでいたが、脳梗塞で介護が必要になり、
このサ高住のワンルームの部屋に移り住んだ。妻のたま江(たまえ)さん(70)は隣接した団地に住み、
朝昼晩と食事を持って訪れ、一緒に食べる。
「自宅で介護している時は追い詰められ、主人にあたってしまうこともあった。
今は専門家に安心して任せられるので、優しい気持ちで接することができる」とたま江さん。
老人ホームのような施設では食事時間などの決まりに従う必要があるが、
サ高住は施設よりずっと自由に暮らすことができる。
名古屋市の「ナーシングホームJAPAN」は、がんや難病患者が最期を迎えることができる、みとり専門のサ高住。
訪問看護を手がけるナースコール在宅センター訪問サービスが家族の負担軽減を目的に始めた。
吉田豊美(よしだ・とよみ)代表は「治療が終わると退院させられる”がん難民”も多い。死ぬためではなく、
自分らしく生きるための第2の自宅になれば」と話す。
診療所を併設し、病院と同じ緩和ケアを受けられる。外出は自由で、患者らが望めば自宅でのみとりもする。
ただ、サ高住も課題を抱える。原則、定額料金の介護施設とは異なり、付き添いや介護サービスなどは別料金のため、
毎月の支払額が変わることが多い。元気な入居者からは「認知症の人も多く、話し相手がいない」といった
不満の声も聞かれるという。
特色のあるサ高住が増える一方、夜間は職員がいない物件もある。
国土交通省によると、介護サービスを提供しているのは約半数にとどまる。
高齢者の住まいに詳しいタムラプランニング&オペレーティング(東京)の田村明孝(たむら・あきたか)社長は
「本格的な介護が必要な人には適さず、また元気な人には(見守りなどが)不要なため、
サ高住向きの人は実はそれほど多くない。問題があっても賃貸なので表面化しにくく、空き室も目立つ」と指摘。
「同じサ高住とは言えないほど玉石混交。専門家の意見を参考に慎重に選んでほしい」とアドバイスする。
※サ高住とは
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) 高齢者向け住宅で大半が賃貸。2011年10月から都道府県などへの登録が始まった。
バリアフリー構造で安否確認と生活相談が必ず付く。介護事業所の職員らケアの専門家が少なくとも日中は建物に常駐。
介護や家事サービスの有無は住宅によって異なる。入居者は原則60歳以上で、本格的な介護は必要ないが、
1人暮らしが不安なお年寄りに適しているとされる。
国土交通省の調査では、13年8月末時点で95%の物件で食事を提供。介護サービスがあるのは49%で、
専門家が24時間常駐しているのは74%だった。介護や医療系事業者の運営が多く、地域別では北海道と大阪が多い。
まさに玉石混交とはこのことを言うのでしょう。有料老人ホーム情報館などのプロからのアドバイスを基に選定することが肝要です。
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