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東京医科歯科大学 歯学部 小児歯科学講座の教授空席続く
投稿者:訪問歯科119番
あけましておめでとうございます!!
昨年来、東医歯大歯学部小児歯科学講座の教授空教授が昨年来、空席でしたが、
依然としてその状態が続いています。
同大学は、田上順次歯学部長、嶋田昌彦病院長が任期の改選期でもあったことから
ずれ込んでいるのではないかと見られていました。
田上氏、嶋田氏は1月に再任・内定し2月に学長告示があり正式に決定したが、
昨年中には後任教授が決定すると予想されていた高木裕三前教授の後任が未定の中、
公募選考が行なわれ、応募者がいたが、推薦に至らず結果として空席が現在まで続いています。
“たかが医科歯科、されど医科歯科”の言葉が歯科界であるが、暗黙の中で生きています。
もちろん「医科歯科云々の話は昔の話。時代が変わりました。」と指摘するOBがいますが、
「近年、東医歯大でも大御所と称される教授の退任が続いており、総じて小粒化しているのは否めない。
外科、補綴、歯周など 10 年前を比較すると様変わりですからね。懐かしくなりますよ」と
当時を振り返り語っていました。
歯科大学講座の教授選考には、どの大学も学内候補の期待をしているが、昨今の潮流で、
公募制も採用されてきており、必ずしも学内から昇格し選考されるパターンに同大OBの一人は
「もうそういう時代ではないのかもしれないですね。でも今回公募をしても結局は、推薦にならず、
改めて選考委員会を設置して振り出し戻るのですから。どうなるのですかね。
最近は、教授不在の講座もあるので、驚くことでもないが」と語っています。
明日も続編をお届けします。
その一方で、「学外的にもイメージは良くないようです。学内的に問題を抱えているのではないか。
と変な憶測も呼んでしまうからね。“どうして決まらないのか”という声は、同窓からも言われますが、
知らないので返答の仕方ないです」と苦笑いしながらコメントしていました。
学内の他講座医局員は「問題があるわけでないと思いますが、慎重になっているのでは。
やはり東医歯大の教授となると対内・対外的に責任がありますからね。
研究、教育、臨床、人格そして最近は、マネジメントが問われてきます。
組織人としての言動を持ち合わせていないダメなようです。
学内でも、研究が秀でても、教育者としての資質に問題があると外されるのだと思います。
“教授選考”はとにかく大変な作業です。拙速に選考・推薦しないということだと思います。
過去の教授選考で、疑問符をもたれた人もいましたらか。たまたま、部長、病院長が改選時期だったことも
関係あるかもしれないですね」と淡々と説明していました。
なおiPS細胞(人工多能性幹細胞)の臨床応用に絡み、虚偽報告をして社 会的に話題になった、
森口尚史氏の件もあったことも影響したとする指摘もあります。
1956 年に国内で初めての小児歯科学講座が東医歯大に開設された講座。当時は齲蝕の大洪水の時代であり、
まさに社会問題化していたこともありその対応に追われていました。
また、2000年からは、歯・歯列・口腔の健全な育成を最終的な目標とする育成系診療科小児歯科外来となった
歴史を有しています。
従来は対応困難であった重度の心疾患などでの治療についても、2005 年には、歯病・医病医療連携事業により、
治療体制の確立が可能となりました。
日本の小児歯科医療を牽引してきた講座の一つであります。
高齢者、要介護者、障がい者の方への在宅歯科診療、訪問歯科診療、口腔ケア、口腔リハビリのご相談は
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