歯ツラツくん
BLOG
訪問歯科診療の対象者の範囲を広げて欲しい
投稿者:訪問歯科119番
本日、私ども訪問歯科119番に、こんなご相談がありました。
山間部にある児童養護施設(孤児院)より、歯医者さんが遠いので子供たちが通えない、歯の治療が必要な子供たちが数十人いるため、また、スタッフの人数不足により、車で送迎することもできない、という理由から、児童養護施設にて、訪問歯科診療をお願いしたいということでした。
一番近い歯医者さんでも、10Km近く離れており、ましてや山間部のため、小学生くらいの子供には、とても大きな負担がかかります。その歯医者さんに、児童養護施設まで来てくださいとお願いしましたが、断られてしまいました。
とても困っています。
訪問歯科119番では、この要望を受けすぐに、施設より半径16Km以内の3件の提携歯科医院に連絡を取りました。
そのうち2件は断られましたが、1人の先生は、子供たちが通えない環境と施設側の気持ちを汲んでくれて、どのようにしたら対応できるか、真剣に考えてくれました。
訪問歯科119番では、これまで、要介護者や障害者の方からの訪問歯科診療の依頼やご相談を受け付けしてきましたが、このようなケースの依頼は初めてでした。
訪問歯科119番でも、保健所や役所、必要によっては、厚生労働省などに対して、真剣に相談してみようと思います。
今回のご相談は、神奈川県内の事例ですが、全国各地の同じ環境に置かれている子供たちは、充分な歯科医療を受けられているか心配にもなりました。
またひとつ、訪問歯科119番での取り組むべき課題が増えました。
高齢者、要介護者、障がい者の方への在宅歯科診療、訪問歯科診療、口腔ケア、口腔リハビリのご相談は
訪問歯科119番/在宅歯科医療支援機構 0120-763-182
記事タグ:訪問歯科診療の対象者の範囲を広げて欲しい